３０年の目まいに終止符

茨城県土浦市　若葉接骨院　伊藤清明　院長

もともと腰痛の治療で来院していた５０代の女性患者の症例です。
腰痛治療をしている時の会話の中で、３０年以上の間、雨の日や天気の崩れる前日から当日にかけて目まいが起こるということをうかがいました。
目まいが起こりそうな気配を感じると、その数時間後から目まいが襲いかかり、数日間続くそうです。時には目まいが強いために仕事を休むこともあるということでした。
この悩みをずっと３０年間抱えており、今までに何度も耳や脳の検査を受けたそうですが、その度に「異常なし」という診断だったそうです。

一応耳鼻科で目まいの薬をいただき、目まいが起きたときだけ薬を飲むようにしています。その薬を飲むと、目まいの症状は半分だけ楽になるそうです。半分しか薬の効果は感じていないものの、飲まないよりははるかにマシだと話していました。そのような生活を３０年以上続けているというのです。

その話を聞き、早速ビワ温灸の施術を始めました。わずか２回目のビワ温灸を行った日の１週間後、関東地方に大雨が来たのですが、前日から当日にかけての目まいの症状がとても軽くて済み、薬を飲む必要がなかったと大喜びでした。
その後、３回４回と施術していき、５回の施術を過ぎた頃には、悪天候にも関わらず目まいがまったく起こらなくなり、薬を飲むことがなくなったそうです。
現在も悪天候時に目まいを起こすことはなく、週１回のペースでビワ温灸を行っています。

このまま症状が落ち着いていれば、今後は２週間に１回の施術に切り替え、施術の間隔を徐々に広げていき、最終的には月１回のペースにして様子を見ていきたいと思っています。
施術は背中の三焦兪・胆兪・腎兪・小腸兪、耳周りの角孫・耳門・聴宮・聴会・風池・完骨・翳風(えいふう)、足の復溜・陰谷を中心に施術しました。

本人は30年前、あらゆる病院を訪ねて目まいを治そうと必死に努力したけれどもその甲斐がなく、この目まいは一生上手に付き合っていくしかないと半ば諦めていたそうです。
「まさかビワ温灸で目まいが楽になるなんて思っていなかった。もっと早くにビワ温灸を知っていれば、こんなに長い間苦しまなくてもよかった。けれどもこれからは目まいがないと思うだけで本当にビワ温灸に出逢えてよかった」と心から喜んでいます。
詳しい施術内容や施術情報を知りたい方は、当院までご連絡をお待ちしております。

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茨城県土浦市烏山４−１９３５−１１
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（ 『ビワと健康』 　２０２１年１０月１５日号）

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