網膜静脈閉塞症がビワ温灸で改善

兵庫県神戸市　びわの葉庵　柳生雅子　代表

今回ご紹介するのは、医師から「これ以上できることはない」と言われていた網膜静脈閉塞症の症状が、ビワ温灸で改善したという事例です。
この患者さんは６０代半ばの男性です。５年ほど前にも一度、網膜静脈閉塞症になったことがあるのですが、その時はすぐに治ったそうです。
ところが去年の春頃、再び発症して急に視界が網目状のグレーになり、とても見えづらくなったそうです。

網膜静脈閉塞症というのは高血圧や糖尿病の人が発症しやすい病気なのですが、その方自身は特に血圧が高いわけではありません。
しかし、一昨年の１２月から昨年の２月にかけて仕事で大変なストレスがあったようで、その後の３月〜４月頃に急に見えなくなったため、それが関係しているのだろうかとおっしゃっていました。
病院で診てもらうと、今回は眼底出血していたそうです。そのために眼球がむくんだ感じになっていると言われ、それで眼球注射をすることになりました。結構大変だったのですが、１回の注射でむくみは取れたそうです。
しかし眼底出血はまだ残っていて、医師からは西洋医学的にはここまでと言われたそうです。
ご本人がおっしゃるには、見えていた時の状態を１００としたら、見えなくなった時の状態は３０ぐらいで、眼球注射をしたことで５、６０まで見えるようになったということでした。

その時、かって職場の同僚だった吉安さん（ご紹介はこちら）からビワ温灸を勧められ、早速温灸器を購入されました。それからご自身で目や目の周り、それから全身の自分で当てられるところに当てていたところ、ご自分の感覚では７０〜８０まで見えるようになったそうです。
ただ、明るいところだと１．０ぐらい見えるのですが、白いところに黒い網のようなものがあり、また動体視力が落ちていることでした。
それで、どこに温灸を当てたらよいかを教えてもらいたいといって、去年の秋に尋ねてこられました。

話を伺うと、目の問題もあるのですが、腰が痛くて歩くのにも難儀しているとおっしゃいました。
ふくらはぎの横や太ももの外側も痛いとおっしゃっていて、典型的な坐骨神経痛ラインだったので、「まずお尻の坐骨神経痛のツボをやってください」と言いました。
それから、全体的にも循環がよくなかったので、目の周りだけでなく、できれば足の裏側とか、仙骨からずっと上がってきて目の裏側、天柱などの後頭部、こめかみのあたりもすごくいいので、その辺りをやってほしいとお伝えしました。
それと、ビワエキスをコットンに含ませて目に湿布すると飛蚊症とかはすぐよくなったりするので、それもやって下さいとお話しました。

その後、お電話をいただいたのですが、坐骨神経痛はすぐに治ったそうで、「ビワはすごいですね」とおっしゃっていました。目の方は、まだ１００には戻っていないものの、８０程度を保っているということでした。
医師から「これ以上することがない」と言われていた状態からそこまで改善したことをものすごく喜んでいて、今もビワ温灸を頑張って続けていらっしゃいます。

◎びわの葉庵 （ご紹介はこちらです）
兵庫県神戸市灘区弓木町５−２−１５
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◎「びわの葉庵」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 　２０２４年２月１５日号）

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