抗ガン剤の副作用を軽減
愛知県愛知郡 たじま整体院 田嶋一雄 院長
ガンの治療において、特に抗ガン剤については副作用の問題もあり、絶対に使うべきではないという意見が少なくありません。特に、ビワ温灸に限らず自然療法の世界では抗ガン剤に対して否定的な見解が多いのではないかと思います。しかし、私は抗ガン剤にもよい面はあり、全否定する必要はないと考えています。抗ガン剤には抗ガン剤の長所があり、ガン細胞の働きを抑えるという効果は間違いありません。
もちろん抗ガン剤だけなら問題があるでしょうが、ビワ温灸は併用しても問題がないばかりでなく、抗ガン剤の問題点である副作用を軽減することができるため、むしろ抗ガン剤での治療を考えている方にはビワ温灸が非常に有効です。
一昨年から当院に通っている６４歳の女性もそういう一人で、抗ガン剤治療と当院での施術を併用することにより、ガンが大きく改善されただけでなく、副作用も極めて軽く済むという体験をされました。
この方は最初は乳ガンを発症したのですが、骨や子宮などにも転移し、初めて来院されたときには腫瘍マーカーの値は２８０もありました。抗ガン剤による治療はしていましたが、ご本人の希望もあり、週１回の施術を行うことにしました。同時にビワの種の粉末を錠剤にしたサプリとビワの葉のお風呂、そしてビワの葉のお茶を勧めました。
しばらくすると腫瘍マーカーの値は下がりましたが、白血球の値も抗ガン剤の副作用で２.５、２.４と下がっていきました。３.４以上が正常値なのに、このままでは免疫力が下がってしまうから、きちんとお医者さんに言うようにと言ったのですが、それはちょっと言えないと言います。これは私が何とかするしかないと思いました。
それで、抗ガン剤での治療は続けていいけど、病院は抗ガン剤と血液検査だけにして、あとは私の方針でやりますよ、とお伝えしました。ご主人にも来ていただいて予算を提示し、納得していただいた上で、週２回通ってもらうことにしました。
そして、ビワの種の粉末の錠剤とビワの葉茶、ビワ湯に加え、水素水のサプリメントを飲んでいただくことにしました。このサプリは、市販の乳酸菌飲料の１８０倍という高濃度の乳酸菌が配合されており、高濃度水素水と高濃度乳酸菌により腸に働きかけ、セロトニンを放出することで自律神経や脳、各種器官に作用するというものです。滋養強壮効果もあり、各種ある水素水の中でも特に高い効果があります。
また、当院ではビワ温灸器とともに別の温熱療法器も導入し、それぞれの特質を活かした施術を特徴としています。まず５段階の温度調節が可能な温熱療法器を最高温度の８６度に設定し、自律神経の通っている背骨の両側を中心に１秒間隔でスッと当てます。それからじっくりとビワ温灸での施術を行います。
さらにご自分でもビワ温灸器を購入していただき、毎日、自宅でも自分でビワ温灸をしてもらうようにしました。これの効果が大きかったと思います。
これを２年間続けた結果、最初は２８０あった腫瘍マーカーの値が６月２４日の検査では１４にまで下がりました。
さらに８月にはＣＴの検査もしたのですが、原発巣の乳ガンも転移先のガンも活動は治まっていて問題ない状態になっていました。
この結果については、基本的に抗ガン剤が効いたと考えてよいと思います。私としてはビワ温灸の効果もあったと思いますが、それを確認することはできません。むしろ重要なのは、抗ガン剤の効果があったにも関わらず、副作用はほとんどなかったということです。
まず白血球については、完全に正常値とまではいかないものの、３を超えるぐらいまでに回復しました。多少上がったり下がったりすることはありますが、大きく数値が下がるということはなく、改善されたと言って間違いないと思います。
また、１年以上、インフルエンザなどの感染症にかかることもなく、免疫力についても問題はないようです。
また、抗ガン剤の副作用としては脱毛や吐き気などがありますが、脱毛についてはまったくありませんでした。吐き気については全然ないというわけではありませんでしたが、かなり軽くてすみました。そのほか、顕著な副作用はありません。
いわば抗ガン剤とビワ温灸のいいところどりのような結果で、本人も本当に喜んでいます。
抗ガン剤かビワ温灸かという二者択一にこだわるのではなく、抗ガン剤治療をされる方にこそビワ温灸をお勧めしたいと思います。
◎たじま整体院
愛知県愛知郡東郷町御岳２−６−１９
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◎「たじま整体院」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０１９年１０月１５日号）
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