ビワ温灸・せらくいん
長崎県長崎市田上１−８−１
ＴＥＬ：０９０−３６６１−５７１３
長年、『ガン生還者に学ぶ会』を主宰し、多くのガン患者を力づけてきた福浦さゆりさん。ご自身がビワ温灸によってガンから生還し、これまでも主に希望する方にビワ温灸をしてきましたが、より多くの人に知ってもらいたいとの思いから、治療院を開きました。
ビワの産地・長崎でビワ温灸を広めたいという福浦さんに話を伺いました。
- 名前の由来を教えて下さい。
有名な「施薬院」というのがありますよね（※東大寺を建立した聖武天皇の后である光明皇后が、病人や孤児の保護・治療・施薬のために創設した施設。皇后自ら病人の治療をしたと伝えられる）。
光明皇后様がそこで温灸をしたのではないかというのを本で読んだことがあります。
それにあやかって、薬ではないけど楽になってもらえればというので、「施楽院」っていいなと思っていました。
でも、漢字だとちょっと恐れ多いので、ひらがなで「せらくいん」としました。
- ビワ温灸との出会いは？
２２年前にガンになり、患者会でビワ温熱療法というのを知りました。
最初は教材のビデオを見ていたのですが、我流になっていないかと思い、東京の「鍼灸院ソレイユ」の松下先生に講習を受けました。
その時、勧められて資格を取りました。当時は治療院をしようとは思っていませんでしたが、時々ガン患者さんにビワ温灸を試してみたいと言われることがあって、その方たちに温灸するようになったという感じです。 - 開院の経緯を教えてください。
今までは自分の経験上、ビワ温灸は自分で毎日したほうがいいと思っているので、体験してみて効果を実感できたら、基本的には自分で温灸器を購入してもらうようお勧めしてきました。
ただ、どうしてもお年を召しているとか、自分でする体力がないという方には、定期的にしてあげることもありました。
でも、子供達も独立し、自分自身も還暦を過ぎて、元気に働ける時間に限りがあることを意識するようになりました。
そしてこれからの大切な時間の使い方を考えた時に、「自分ができる貢献はビワ温灸かな。もうちょっと積極的にしたほうがいいのかな」という気持ちが起きてきました。
「ここで治療院をしています」ということを発信すれば、もっとビワ温灸のことを知ってくださる方が出てくるのかな、という気持ちもありました。 - ビワ温灸のメリットは？
ガンの方は体の冷えている方が多いですよね。
ビワ温灸は芯から温まり、それがずっと続きます。そして「次の日に体がすごく軽くなっていた」というのもよく言われます。
全身の状態がよくなるというか、本当に楽になるというか。すると少しでも気持ちが前向きになります。
理屈では「前向きに生きないと」とわかっていても、体の具合が悪いとそんな気持ちになれないですね。
それが「ああ、治せるんじゃないか」と、ちょっと前向きになれる。そういう人を沢山見てきました。 - 信条を一言
「あせらず、あきらめず、工夫しながら楽しんで」。
闘病中はもちろん、日々の生活においても心がけていたい言葉です。
◎福浦さゆりさんの紹介記事（活躍する人たち）
◎福浦さゆりさんの体験談
（ 『ビワと健康』 ２０２４年４月１５日号）
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