コロナのストレスにビワ温灸
山口県周南市 びわの葉温熱療法久保田 久保田裕恵 代表
先年来のコロナ禍で、ストレスのために自律神経が乱れて調子の悪い方がすごく増えています。うちのお客様でも、これまで腰痛や肩こり程度だった方たちが、不眠、肩や首のこわばり、今までになかった痛みなど、明らかに自律神経失調症だろうという状態になって来られました。
私が住む山口県ではそれほど感染が広がっているわけではありません。しかしマスコミの過剰に不安感をあおるような報道などが影響して、ちょっと精神的に不安定になり体調を崩している方が結構いらっしゃいます。
あるいはワクチンを打ってから不安になる方もいらっしゃいます。体調が悪いと「ワクチンの副反応によるものではないか」「ワクチンのために死ぬんじゃないか」と不安になり、不眠になった人もいました。
中には健康診断で血液を採っただけで倒れてしまったという方もいます。40代の男性ですが、今までそんなことは一度もなかったにも拘らずです。精神的なストレスが相当あるんだろうなと思います。
私自身も一時期、コロナのストレスで自律神経がやられたかなと感じるときがありました。そういう自分自身の経験を踏まえ、「ああ、似てるよね」と思いながら自律神経のツボをゆっくり当てるようにしています。
ですから今までよりもビワ温灸を当てる時間を長くしているのですが、最近、施術中に寝る方が増えています。皆さん、睡眠をきちんと取っているつもりでも、熟睡できなくなっているのだろうなと思います。
ビワ温灸は全身に当てますが、上半身を主にしています。その方にもよりますが、腰から始めて主に上半身をリラックスできるように、巨闕とか神闕、天枢そして胸腺、期門のあたりに当てます。（ビワの葉温灸の基本ツボはこちらをご参照下さい）
それから瘂門などの首のあたり、そして攅竹、太陽など。マスクをしているので口や鼻の周りができないのですが、逆に耳の周りの角孫などをゆっくり当てていきます。
最後は足で流すように当てていきます。三陰交、太衝、失眠、湧泉のあたりに当て、流れていくようにという感じでします。
それから全身軽くリンパを流すような感じで締めくくります。すると、ほとんどの方が途中から寝てしまいます。施術中もそうですが、ご自宅に帰ってからも「目も覚めず、ぐっすり眠れた」とほとんどの方がおっしゃいます。
それから施術時は皆さんの話を聞いてあげるようにしています。
もちろん寝ているときは声をかけないようにしていますが、「横を向いてください」などと声をかけるとフッと目を覚まします。そんな時、こちらから何かを聞こうとするのではなく、しゃべり始めたら「そうだね、そうだね」とひたすら聞いています。
皆さんおっしゃるのですが、コロナウイルスは目に見えませんし、どこにいるのかもわかりません。それがストレスの原因になっていたと思います。
でも今はコロナの正体もかなりわかってきました。私の弟が福岡に住んでいるのですが、家族全員が新型コロナ感染症になってしまいました。その経過を本人たちから聞いたので、その体験談も皆さんにお話して、そこまで怖がらなくてもいいとお伝えしています。
弟たちは６０歳近く、基礎疾患も持っています。ワクチンも打っていなかったのですが、重症化せずにすみました。今は後遺症もなく元気にやっています。
今、報道では「後遺症が、後遺症が」といっていますが、全員が後遺症を患うわけではありません。
ですから報道で言われていることが全てだと信じるのではなく、「では自分はどういうふうに防御して過ごすか」ということを考えて欲しいと思います。
ワクチンも大切ですが、自分自身の免疫力を上げることも大切。食事に気を使ったり、ビワ茶を飲んだり、お家の中にずっと籠もるのではなくてお散歩するとか、そういうことを心がけてストレスを発散する。
もちろんビワ温灸も有効です。うちは殺菌をちゃんとして、換気もして、お客様には「安心してきてね」と言っています。
◎びわの葉温熱療法久保田
山口県周南市桜木１−７−４ アビタシオン１０１
ＴＥＬ：０９０−３８８９−５４２８
◎久保田裕恵さんに関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０２１年１１月１５日号）
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