ビワ温灸とマッサージで前立腺ガンが改善
愛媛県松山市 わたなべ長生治療院 渡部勇隆 院長
今回は、前立腺ガンの男性の症例を紹介したいと思います。この患者さんは昔の知り合いですが、昨年の８月に突然訪ねてこられました。話を聞くと、前立腺ガンで治療をしており、９割はとれたのですが、残りの１割、ちょうど大腸にくっついている部分が取れないというのです。
それで、うちでビワ温灸をしていることを聞いたのか、「ビワの温灸で治るだろう？」と聞かれました。「それはやってみないとわからない」と答えたところ、本人が希望されたので施術を行うことになりました。
施術はマッサージとビワ温灸をしています。ビワ温灸は背部と腹部、下肢、上肢、足元など。そして肝兪、脾兪、三焦兪、関元兪、膀胱兪、会陽、中極、三陰交、委中、崑崙、内関、中渚、湧泉、足心、失眠、行間、大鐘といった経穴に当てています。
さらに前立腺のところの摘出部周辺を広くビワ温灸で３０分やっています。
これを毎回、全部していますので、２時間ぐらいかかっています。
８月１９日に開始していますが、当初は週に２回から３回、可能な時は毎日やりました。それをずっと１１月、１２月と続け、今年に入ってからも３日か４日に１回のペースでやりました。
３月、４月と続けていくうちに数値がよくなり、５月１３日にＰＥＴ/ＣＴを撮ると、前立腺のところはガンがないということがわかりました。
さらに５月２９日に２回目のＰＥＴ/ＣＴを撮り、前立腺ガンの取り残し部分についてはガン細胞なしということが確認されました。
さらに、腹部のリンパにも少し膨らんだ部分があったのですが、それもなくなっていることが確認できました。
その前に来られたのが５月２４日なので、前立腺ガンの治療についてはこの時点で終了しています。
ただし、その少し前から背骨の圧迫骨折があり、そちらの治療をしていたのですが、どうも転移した脊髄ガンが原因ではないかということがわかりました。
うちとしては外からビワ温灸をするのですが、ガンが骨の腹部側、奥の方にあるため効果が限定的になります。
これは抗ガン剤治療をしたほうがいいといことで、抗ガン剤を打ち、今は別の治療を始めたところです。
いずれにしても、前立腺ガンについては完全に消えたことが病院の検査で確認でき、本人も非常に喜んでいます。
◎わたなべ長生治療院
愛媛県松山市南梅本町１９７−７
ＴＥＬ：０８９−９７５−７２７３
◎「わたなべ長生治療院」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０２４年１２月１５日号）
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