乳ガンの腫瘍値が下がった
奈良県御所市 かめびわん 亀田久美 代表
乳ガンの腫瘍マーカーの数値がビワ温灸等で正常値に戻った女性（３０代後半）がおられます。この方は右の乳房を手術し、抗ガン剤治療を続けている中で『ビワがいい』との情報を得て訪ねてみえました。
確定ではないものの骨や他の部位に転移らしき影があると言われていて実際に肋骨に痛みがある状態で、ご本人としてはかなり辛い状況でした。
体のあちこちに違和感があるとも仰っていましたが、それは抗ガン剤による副作用のように思われました。
初めてビワ温灸を受けたあと「肋骨の痛みがちょっと楽です」との報告を頂きました。
施術に際し、「右乳房の下、肋骨の端の辺りが凄く痛い」と仰っていて、手術痕の周辺にも皮膚の突っ張り感のような痛みがあったのです。
実は私が彼女に直接ビワ温灸を施したのは、指導も含めて３回だけです。
彼女には毎日のお手当が効果的だと思い、彼女自身もビワ温灸の良さを感じられた様子だったので「デリケートな部位でもあるので、ご自分で当てた方がしっかり当てられますよ」とお話しました。
彼女からは「抵抗はありません」との返事でしたが、ほどなく自らビワ療法の講習を受け手応えを掴まれたようで１ヵ月経たないうちにビワ温灸器を取り寄せてご自宅で当てるようになられました。
自助努力が奏功
ご自宅では毎日ご本人によるビワ温灸、そして当サロンでは週１回のペースでケーシー療法によるヒマシ油湿布を施す形が定着していきました。施術開始から７か月、途中２、３回検査があり腫瘍マーカーの数値は上がっていませんでした。
そして、４回目には正常値の範囲内に戻っていたとの報告を頂いたのです。
抗ガン剤の副作用で辛いときはビワ温灸を休むこともあったそうですがビワ酢やビワの種（粉末タイプ）も飲んでおられ、何よりビワ温灸で痛みが和らいでいたことが当サロンでの施術を続け改善を促す力になっていたと思われます。
彼女は冷え性体質で体にむくみも認められました。
首の後ろ、肩の付け根付近がボコッと膨らみ『水が溜まってるな・・・』という感じで、ご本人も体感としてむくみを感じ肩こりが酷いと仰っていました。
このむくみも割と早く改善しました。ご本人が胸にビワ温灸を当てながら肩にも当てたことで血流が良くなったのでしょう、肩こりは殆ど解消したのです。
当サロンでのケーシー療法は、肝臓の辺りにヒマシ油湿布を施す方法を取りました。
この湿布はご本人でも出来ます。ただ、自宅にいるとついテレビを見たりスマホをいじったりしがちです。これでは良くありません。
施術中は音を聞くことも控えた方が望ましく、当サロンでは強制的に静寂の中で過ごして頂きます。
１時間半、ゆっくり眠って頂くことで体のむくみ改善にも奏功します。これは彼女に限らず他の症状の方でも言えることです。
ビワ温灸は手軽ですが、その他の療法は準備や片付けなど意外と面倒です。
例えばオオバコクリームを用いる施術ではオオバコの葉を探して、潰して、熱を加えて、ガーゼに塗って、と手間が掛かります。
乳ガンなどの皮膚の表面に腫れが出てきている場合など併用に適しますが自分でやるとなると結構大変。
彼女のように自分で出来ることは自宅で頑張り、手の届きにくい部位の施術や面倒なことは施術者に委ねてみるというのは、とても良い方法だと思います。
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◎「かめびわん」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０１９年７月１５日号）
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