咽頭ガンのケアに活用！
神奈川県相模原市 健康医学 相模原教室 樂燿 織田澤季世 室長
昨春、咽頭ガンが見つかった女性（８２）は原発巣が分からないとの理由で全身の検査を受けました。食道を疑い、内臓すべてを検査し最終的に乳房まで調べてみたけれど病巣は見つからなかったといいます。
ただ、婦人科に関する数値が高く、高年齢で結婚や出産を考慮する必要がないとの判断から子宮や卵巣の全摘手術が施されました。
その後、病理検査の結果、ほかの部位からは何も見つからず「突発的に頸部に出来たのではないか」との結論だったというのです。
それじゃ何のために子宮や卵巣を取ったのか。取ったものを返して下さいと言いたくなるような話でご本人もショックを受けておられました。
暫くビワ温灸を受けに来られていましたが、放射線治療を受けるとの理由で来られなくなりました。
今年に入り、再びビワ温灸の施術を希望して訪ねてみえました。
この間の治療の経過を伺うと放射線治療が終わり腫瘍マーカーの数値は下がっていたそうです。
ところがガンが出来た側の肩甲骨付近が段々と腫れ始め、硬く盛り上がってきたと仰るのです。
ガンかもしれない。検査をすることが決まりご本人も不安だったのかもしれません。
異様に腫れ上がった部位は痛みはないものの突っ張り感があるとのことでした。
ビワ温灸は毎回１時間かけて背中とお腹、そして腫れている患部に集中的に当てていきました。
通常、ビワ温灸器は両手に１個ずつ持ち２個使いで当てていきますが、最近、私は２個の温灸器を一つに繋げそれを両手に持って当てる４個使いという方法を試しています。
同時に４点肌に当たるので広範囲を効率的に温めることができ、熱の浸透もより早く強くなります。
症状や部位により使い分けは必要ですが威力倍増、時短効果も期待できます。
その甲斐もあってか回を重ねるごとに腫れが引き、１ヵ月ほどで完全に元の状態に戻りました。
目の当たりにしたご主人も「いいんじゃないか」と変化を感じておられました。
病院の検査結果は良好で、経過観察となりました。
現在、彼女はご主人が車の免許を返納されたので自ら自転車を漕ぎ２０分かけて元気に通っておられます。
◎健康医学 相模原教室 樂燿（らくよう）
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◎「健康医学相模原教室楽耀」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０１９年５月１５日号）
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