膝の捻挫と慢性鼻炎が改善
福岡県朝倉市 びわきゅうのワタナベ 渡辺龍美 代表
７０代半ばの女性が右膝をくじいて松葉杖をついて来られました。タンスの上の物を取ろうとして、掴んだ拍子に膝をひねり、その時、物凄い音がしたとのことでした。
車を運転して来られましたが、膝は殆ど曲げられず、車の乗り降りもやっとなら歩くのもやっとで、何とも痛々しい限りでした。
痛めてから１週間が経とうというのに、膝は水が溜まってパンパンに腫れていました。
すぐに病院に行かれたそうですが、骨には異常がないとの診断で治療は湿布薬のみ、効果がなくて困っておられたのでした。
この方はスナックを経営されていて、膝の痛みで立てないため１週間ほどお店を閉めていたところ、お客さんが心配してご自宅に電話をされたのです。
そのお客さんは、たまたまうちのお客さんで、事情を聞いてご紹介して下さったのでした。
晴れ上がった膝は熱を持っていたので、保冷剤とビワ温灸を交互に施しました。
うちでは、初回に限り体験として無料で施術させて頂いています。
３０分の施術が終わって「ちょっと膝を曲げてみましょうか」と確認してみました。
すると、かなり軽くなっていることにビックリされ、「うわ〜っ、違う。私、毎日来ます」とおっしゃいました。
病院で出された湿布薬が気休め程度だったので、確かな希望を感じられたようです。
初めの３日間は前述の温冷療法を行ないました。
３日目から膝の水が抜け始め、４日目には、ほぼ完全に抜けて、曲がる角度も深くなっていきました。
熱がひいてからは冷やすのは止め、温灸のみの施術としました。
多少の一進一退は見られましたが、初回時と比べれば良くなっている実感は持たれていて、ご自身でも養生をされていました。
施術を始めて１週間で松葉杖から普通の杖に変わり、２ヶ月経った頃には完全に杖なしで歩行が出来るようになられました。
お店は、うちに来られて１週間から１０日ほどで開けられたとのことでした。
薬も注射も使わないで完全に改善できたので本当に喜ばれ、私もビワ温灸の力を改めて感じました。
慢性鼻炎がビワエキスで改善
この方の膝の短期改善は喜ばしいことでしたが、実はもっと深刻な問題として慢性鼻炎がありました。施術でお話をする際に、何か鼻が詰まった感じがあり、いつも透明な鼻水が出ていたのです。
詳しく事情を伺うと、若い頃に紡績工場で勤めていたことがあり、吸っていた空気が元で鼻炎になってしまったとのことでした。
病院に通いながら処方される薬とは別に市販の点鼻薬を数十年間、常用しておられたのです。
ご本人曰く「ケータイは忘れても点鼻薬だけは絶対必要」で、鼻が詰まるたびにシュッと一噴き、完全な依存症に陥っていたのです。
うちでは市販の吸入器を使って施術をしています。
これはホットスチームが出てくるもので、ビワエキスを水で半々に希釈して吸い込みます。
初めのうち、慣れるまではむせることもありますが、とても効果的です。
ツボ押しの施術前にタイマーをセットし、大体５分間行ないます。吸入口が鼻に嵌まるようになっていますから、鼻から吸って口から出すようにします。
温かくて気持ちの良いものです。
慢性鼻炎は１ヵ月半ほどで完全に改善しました。彼女自身も吸入器を購入され、ご自宅でも毎日されたのが奏効したと思われます。
この施術を始めるにあたり、市販の点鼻薬を一切やめて頂くことを条件とさせて頂きました。
施術を始めて１０日は殆ど症状に変化は見られませんでした。ご本人も不安がって「大丈夫ですか？」と訪ねるので都度都度、説得しながら続けました。
１０日過ぎた頃からようやく鼻が通るようになってきました。鼻の中の炎症が収まって空気の通り道が出来てきたのです。
市販の点媚薬が悪さをしていたのです。一噴きすれば一時的に鼻が通るものだから安易に使ってしまう。
市販の薬の方が強く、病院の薬はそこまで効かないので、この手の症状の方は大抵病院と市販の両方の薬を持っておられます。
そして、知らず知らず薬漬けになり、薬自体が炎症を引き起こして粘膜は真っ赤な状態に。それなのに、皆さん無頓着で薬の怖さを知らないのです。
病歴が長かっただけに改善に少し手間どりましたが、それでも数十年の悪循環から抜け出せたことを思うと１ヵ月半は、むしろ短かったと言えるでしょう。
ご本人に「膝はおまけで鼻がメーンだったですね」とお伝えしたところ、深く頷いておられました。
◎びわきゅうのワタナベ
福岡県朝倉市杷木林田４１５−４
ＴＥＬ：０９０−１１９４−６１７４
◎「びわきゅうのワタナベ」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０１５年４月１５日号）
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