膝の痛みや水腫が改善
福岡県若宮市 杉みどり さん
乳ガンと卵巣ガンで通ってこられるようになった方が、症状が改善しただけでなく、自分自身もビワ温灸を伝えていきたいと頑張っていらっしゃるので、ぜひご紹介したいと思います。この方は４０代の女性なのですが、２０１９年の３月ぐらいに卵巣ガンと乳ガンがわかりました。卵巣ガンのほうを急いだほうがいいという病院側の判断で先に卵巣ガンの手術を受け、抗ガン剤による治療も行いました。
７月になると病状も安定してきたので、８月に乳ガンの手術を受けられ、１０月にホルモン剤と併用で放射線治療を開始されました。
入院中、同室になった方に自然療法とか食事療法に詳しい方がいらっしゃって、「食事を変えたほうがいいよ」とかいろいろな知識を教えてもらったそうです。
その中で「ビワがいい」という話を聞いたのがきっかけで、退院した後、うちを訪ねていらっしゃいました。
お話を聞いたところ、卵巣ガンの手術の後は抗ガン剤が効いたのか、一時期はマーカーも１８ぐらいまで下がったそうです。ところが乳ガンの手術を受けた後は、放射線治療もしているのにマーカーがどんどん上がっていく、３４を超えることもあったそうです。
小さいお子さんをお持ちなので、まだ自分は死にたくないという気持ちが強く伝わってきたことが強く印象に残っています。
施術はビワ温灸から始めたのですが、私は整体もしているので、それも併用する形で進めました。
ビワ温灸は、最初は冷えが強かったのでお腹や腰、兪穴のあたりを徹底的に当てました。それから卵巣ガンということで下腹部はもちろんですし、乳ガンもあるので胸のあたりにも丁寧に当てていきました。
整体は、骨盤の辺りとかの歪みやねじれが結構強かったので、少しでも本来の状態に戻していくようにしました。あとは胸の周りなどにも歪みとねじれが強くありました。歪んでいるところやねじれているところは停滞が起こりやすいので、そこを流れやすい形にしてあげるためのお手伝いをしました。
それを毎週１回やっていたのですが、体の冷えが強かったので「本当は自分で毎日したほうがいい」ということをお伝えしました。すると「じゃあ教えてもらって、自分でやります」とおっしゃって温灸器を購入されました。すごくビワ温灸を気に入っていただいて、背中のほうなどはご家族に手伝ってもらいながら毎日自分でビワ温灸を続けています。
まだ病院には検査で通っている段階ですが、マーカーも１０ぐらいに落ち着いている状態です。
検査の前には「また悪くなったらどうしよう」などと心が揺れ動くこともありますが、今のところ結果はいつも良好で、「今回もよかったんですよ」と報告してくれます。
私も嬉しいし、ご本人も安心されているので、「いちいち不安になる必要はないよね」とお話しています。
そして自分がよくなると、自分も他の人に伝えたいと思われるようになって、ビワ温灸の勉強をしたいとおっしゃるようになりました。
一緒にお勉強する中で去年資格を取られ、今は私と一緒に困っている方を助ける活動をされています。
本当に熱心にお勉強されていて、５０人を実践するというのも、ご自分が住んでいるマンションのお友達などに体験者になってもらったりして、他の方たちに比べるとずいぶん早く達成されました。
それぐらい思いが強いのでしょうが、彼女の頑張っている姿を見て、人の体のすごさ、生命力の素晴らしさを実感しています。
私もすごく嬉しくて、彼女のような方がもっと増えるといいなと常々思っています。
◎連絡先
福岡県宮若市山口２２５１−２６
ＴＥＬ：０９０−５４８３−２２１２
◎杉みどりさんの紹介記事（活躍する人たち）はこちらです。
◎杉みどりさんのその他の体験談
（ 『ビワと健康』 ２０２２年３月１５日号）
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