術後の頭痛が一気に改善
愛知県西尾市 ゑびすや療院 石川隆 代表
右鼠蹊部のヘルニアの手術をして５日目という女性（４２）が「ひどい副作用があります」と尋ねてこられ、ビワ温灸で一気に改善した例を紹介致します。ご本人が語る副作用は、とにかく頭痛が一番のネックでした。
特に後頭部と前頭部に疼くような痛みがあり、「麻酔の切れが悪い」と表現しておられました。
確かに最も辛いのは頭痛のようなのですが、他にも背中や首、肩のコリと腰にも痛みを抱えておられ、全身的な施療の必要性が感じられました。
どこで聞いて来られたか確認しませんでしたが、ビワ温灸を希望されたこともあり、全てビワ温灸で対処することにしました。
ビワ温灸は、腰周りや仙骨、腰椎・胸椎・頚椎に沿った部位、首・肩・背中の痛みやコリのある部位、さらに胸腺や腹部など痛みの緩和と共に免疫力を高めることを目的に当てました。
とりわけ主訴である頭部、頚部には入念に当てました。
この女性はハープを演奏する方で、とかく大きな楽器を扱う人に肩こりはつきもので、同様の傾向も見られました。
ビワ温灸は全身で４０〜５０分当てましたが、「眼がとても気持ち良い」とのことでした。
４日後、二度目の施療に来られたときの話では、初回の施療を受けてよく眠れ、頭痛も取れたそうで、見違えるほど元気になっておられました。
手術後に始まった頭痛ですから慢性のものとは違うと思われますが、手術に伴う精神的影響もかなりあって頭痛に繋がっていた様子も窺えました。
２回目も同様に全身にビワ温灸を行ない、３回目に来られた時には殆ど所見もなく終了することが出来ました。本当に一気に改善したという感覚で、ご本人も喜ばれました。
ビワ温灸は肩こりには最高の療法です。
そして頭と目、目と肩の症状はいずれも連動していますから、肩こりで来られた人であっても私は必ず目のポイントにもビワ温灸を行なうようにしています。
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◎「ゑびすや療院」の体験談は以下のとおりです。
（ 『ビワと健康』 ２００８年５月１５日号）
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