瀕死の愛犬が救われた！
山口県徳山市 長谷川敬子 さん （５２歳）
我が家には、マッチーという名の愛犬がいます。ビーグルの雑種で現在１０歳になりますが、２年前の夏、思わぬ病気で危うく命を落とすところでした。
幸い、ビワ温灸で九死に一生を得ることができたので感謝を込めて報告させていただきます。
発症の原因は意外にもダニでした。
散歩中、草や木などに居着いているダニが目や口の周りに付着して血を吸っていたのです。
血を吸われるとその箇所はプクッと腫れます。痒そうで可哀想だとは思いましたが、そのうち治るだろうと軽く考えていました。
首筋に塗っておくとダニが付かない薬があるそうですが、当時はそんな薬があることを知りませんでしたし、ましてやダニに噛まれたくらいで命を脅かすほどの深刻な事態を引き起こすなど全く予想していませんでした。
動物病院に行き初めて知りましたが、体内に入ったダニの寄生体は赤血球をどんどん破壊し、免疫力を低下させ、最悪の場合は死に至らせるというのです。
しかも、その確率は結構高く、実際、マッチーが入院した時に隣のケージにいた同じ症状のワンちゃんは、翌日には姿がありませんでした。
獣医は、残念そうに目を伏せ息を引き取ったことを教えてくれました。
ショックでした。
何とかマッチーは生き延びてほしい…。持参したチーズを与えると尻尾を振って食べましたが、だんだんと衰弱してきているのは明白で、やがて貧血症状が激しくなり、血液の数値が芳しくないとのことで輸血が必要になりました。
輸血をしました。
しかし、衰弱には歯止めがかからず、名前を呼んでも頭も上げる気力すらなくしていました。
マッチーが死んじゃう。
頭の中を駆け巡る思いをかき消すべく、獣医に申し入れて、病院でビワ温灸を当てました。
無論、病室で温灸を当てるのは歓迎されることではありません。
「このまま死んでしまうのなら我が家に連れて帰りたい」と申し出たところ、「そうしてください」との返事でした。
連れて帰るなりビワ温灸を始め、夜通し当ててやりました。
『ビワと健康』のバックナンバーからビワ温灸を当てている千葉の動物病院の記事を引き出し、電話で相談しました。
さすがに病気のことはよく知っておられ、温灸のツボを親切に教えてくださいました。
ビワ温灸を行うとマッチーのお腹がゴロゴロと鳴り、動き出すのが分かりました。
良い兆候に違いない、私はそう確信しました。
翌朝、庭に下ろしてやると、ヨタヨタしながらも歩き出しオシッコをしたのです。
少し元気になったようで嬉しくなりました。
さらにビワ温灸を続けた次の日、庭でウンチをしました。
その様子を見て、家族みんなが、「助かるかもしれない」という手応えを感じていました。
まさにビワ温灸のお陰です。
マッチーはみるみる元気になりました。
予約日、マッチーを連れて動物病院に行きました。
受付の台に手を掛け、嬉しそうに尻尾を振るマッチーの姿を見て、獣医も看護士も目を丸くし、本当に驚いた様子でした。
おそらく、退院時の状況から次の来院はないと考えておられたのでしょう。
「先生、お陰さまで元気になりました」と報告すると戸惑っておられました。
あれから２年、マッチーはすこぶる元気です。
不定愁訴のつらさを解消
私がビワ温灸と初めて出会ったのは４５歳の時ですから７年になります。当時は、頭や首筋が重くとても辛い時期で、自然食を始めたり、東城百合子先生の本を読んだりしていましたのでビワ療法の存在は知っていましたが、たまたまビワ温灸の看板が目に入り、「ビワキューヘルスさいとう」でお世話になったのが始めたきっかけです。
どうしようもない辛い症状にワラにもすがる思いでビワ温灸を受けました。
週２回、３ヶ月通ったころから信じられないほど楽になり、以来、ビワ温灸の愛用者となりました。
温灸器も購入し、自宅でも事あるごとに当てるようになり、マッチーの件でも本当に助かりました。
今春も、お腹が締め付けられる痛みがあって再びお世話になりましたが、親切で的確な施術により間もなく回復しました。
また、つい数日前に腰痛が出ましたが、この時は春の経験をもとにじっくりとビワ温灸を当てて痛みが収まりました。
それから、風邪で喉を痛めた際に咳や痰が続いて悪化させてしまうと肺まで痛くなるのですが、早い時期にビワ温灸を当てると難なく収まる経験もしました。
ビワ温灸で体調をコントロールする術を学ばせてもらい、感謝しています。
私の経験が愛犬家をはじめ皆さまのお役に立てることを願っています。
（ 『ビワと健康』 ２００２年１２月１５日号）
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