帯状疱疹に温灸と入浴剤が奏功
山口県下松市 温活堂 大西清二 代表
８７歳になる女性の帯状疱疹がビワ温灸とエキス、入浴剤で改善したので、ご紹介したいと思います。この女性のご主人が知り合いだったのですが、ある時、「うちの女房が帯状疱疹で、病院に行って薬をもらったけども治らない」という話を聞きました。痒いのでステロイド剤の塗り薬をもらったけど、なかなか効かないということでした。
ビワのエキスがいいと聞いていたので、さっそく容器に小分けしたものをお渡ししました。
しかし数日後、使ってみたらアルコールが入っているからピリピリすると言われました。痒いところを掻いていることもあって、患部にしみて続けられないというのです。
そこで、ビワの入浴剤を煮出してエキスを作ったものを１本、それにビワのエキスをちょっと入れたものを２本作って渡しました。
僕自身がアトピーのような感じになっていたので、ビワのお風呂に入っています。よく考えてみると、ビワのお風呂でまろやかになるということは、これをかければ効果があるんじゃないかなと思ったのです。
それで、病院でもらったステロイド剤と併用して、入浴剤を煮出したものと、それにエキスをいれたものと使ってもらうことにしました。まず、お風呂から上がって体を拭いた後に入浴剤を煮出したエキスを振ってもらいます。それが乾いたぐらいのタイミングで、今度はビワエキスを入れたほうをかけてもらいました。それを１週間か１０日ほど続けると肌を掻かなくなったというのです。
さらに３ヶ月ぐらい続けてもらって、「あれはいいね」と信用してもらえたので、ビワ温灸の施術をさせてもらうことになりました。
私の方針として、気血水が体を健康に保つ基本であるという観点から、血液は骨から作られる（ごく簡略化した表現ですが）、仙骨を軽く刺激すれば気が流れるということを重視し、仙骨及び背骨を温めることがとても有効だと考えています。
そこで、まず足にビワ温灸を当て、それから肺兪、心兪、肝兪、脾兪、腎兪、仙骨にかけていきました。
これとビワエキスを併用していただいて３ヶ月、トータル６ヶ月ぐらい経つと、掻きむしっていた傷が薄くなりました。
ステロイド剤も１日３回塗っていたのが「１回ぐらいで大丈夫そうな感じ」と奥さんがおっしゃって、とても喜ばれていました。
◎温活堂
山口県下松市東陽６−２−８
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◎「温活堂」に関する体験談
（ 『ビワと健康』 ２０２３年３月１５日号）
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