むちうち症が短期改善

長野県松本市　バランス整体研究室　清沢仙頼　室長

小学校の栄養士として勤務されている女性が今から５年前（当時４５歳）、交差点で信号待ちしている際に後方から車に追突され、むちうち症になってしまいました。

整形外科のレントゲン映像で頸椎の６、７番に異常が見つかり、両手に痺れやむくみの症状が現れてしまいました。

整形外科には、事故直後から約９ヶ月間通院して治療を続けたそうですが、いつまで経っても状態ははかばかしくなく、知人を通じて当院を訪れました。
所見したところ、左側頭部に拘縮がみられ、腰椎は右に湾曲し、骨盤のずれによって左脚が長くなっていました。
また、腰椎の周りにも拘縮がみられ、この腰椎の湾曲も事故による影響と考えられました。
当室では、整体の前作業として遠赤外線のビワ温灸を用いています。

まず腰部の拘縮部分を施療して下半身を温めたうえで、頸部の拘縮部を中心に頭部から肩まで十分に温灸を行ないました。

次に整体により腰背部から下半身の筋肉および関節周りをしっかりと弛め、さらに私が得意とする骨盤調整を行ないました。
頸部についてはビワ温灸と指圧の施療により来室５回目で痛みが取れ、６回目からは頸部に軽いアジャスタを行なうこととしましたが、このころには両手の痺れやむくみはなくなっていました。

また、自身で行なうストレッチ運動を指導しましたが、ご本人も毎日真面目に取り組まれ、その結果、１２回目の施療が終わったときにはすっかり腰部の拘縮もなくなり、首の状態も良好となりました。

その後は、２〜３ヶ月に一度の来室としていましたが、今年７月、再び追突事故に遭い、前回よりは軽症ながら左頸部と腰部を拘縮させてしまいました。

幸い手の痺れ等はなく、１回の施療で回復しました。
それ以降は月１回の間隔で体のメンテナンスに来室しておられます。

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