アトピーの痒みが消えた！
東京都武蔵野市 斉藤愛子 さん （３０歳）
アトピー性皮膚炎の症状は３歳ころから出始め祖母に背中を掻いてもらっていたのを記憶しています。症状が悪化したのは高２のときで、ストレスが影響したのだと思いますが身体だけでなく顔にまで症状が出てしまったのです。
目の周りが痒く、無意識のうちに掻いて湿疹と痒みがどんどん広がってしまいました。
手足の関節部、顔、背中、腹部とほぼ全身に湿疹が出て、あまり辛いときは薬を塗ったりしました。
薬を塗った直後は嘘のように肌が奇麗になりましたが、塗らないとまた出てきます。
それは決して治っているわけではなく一時的に押さえ込むだけで、常用すると効き目が落ちて量を増やし、やがて肌の色が黒ずんでくるという副作用の怖さを知りました。
心配した叔母が本で調べ、私のために温泉療法をしてくれました。
お風呂に温泉の湯を張り、１日２〜３回２０分ずつ浸かり、体内の毒素を排泄して改善を図るというものです。
温泉の湯は循環させますが、週１回は新しく取り寄せた温泉水に取り替えます。
数十キロもある水の取り替えは大変な作業ですが、１年間続けてくれてほぼ改善することができました。
費やした労力や金額が半端でなかったことを思うと本当に感謝しています。
それ以後は、夏に汗をかいたとき関節部に多少湿疹が出たり、冬場は乾燥してカサカサする程度で収まっていました。
無論、食事をはじめ無添加の石鹸を使用したり、お化粧もファンデーションなどは塗らず眉墨、マスカラ、口紅程度にするなど注意を払ってきました。
ところが、去年の秋口からまたもや症状が悪化してしまったのです。
数ヶ月間、残業続きでストレスが溜まり、気をつけていたはずの食事もコンビニ弁当で済ませるなど生活のリズムを崩してしまったのが原因で、高２のとき同様全身に症状が出ました。
痒みの辛さもさることながら全身の皮膚が黒ずんでしまったのがショックで途方に暮れました。
ビワ温灸とビワ化粧水
そんな中で助けられたのがビワ療法です。きっかけは、やはり叔母でした。
叔母は、病気の両親（私にとっては祖父母）のために、定期的にビワ温灸を依頼しているエステティックサロンを紹介してくれたのです。
そこでは、美容とともに健康面でもビワ療法を取り入れた技術を提供するサロンで、私は９月１９日からビワ温灸を始めました。
当初、手足の関節部分は熱をもっていたため施灸できない状態でしたが、それ以外の全身への温灸は非常に気持ちが良く肩まで軽くなりました。
また、ビワのローションをティッシュに含ませたローションパックを教えてもらいました。
かつて一度も収まったことのない痒みが収まり、びっくりしました。
ビワ温灸を受けるたびに身体が楽になり、１０月からは週１回ビワ温灸を受け、自宅でも全身のローションパックを始めました。
温灸とパックにより症状の軽い腹部、背中、太股といった順に痒みがひき、徐々に改善していきました。
しかし油断は大敵です。
ほぼ改善したかにみえた症状でしたが、またまた悪化してしまいました。
すごく楽しかったので話したくはなかったのですが、沖縄でのダイビングが影響したのかもしれません。
肌が非常に乾燥しましたし、ピチピチのダイビングスーツも「もしかしてまずいかな…」との悪い予感があったのですが、帰京後、激しい痒みと湿疹が全身に出てしまいました。
ようやく改善しかけていたのに、と思うとやるせなくなりましたが、やはりビワは本物でした。
必ず良くなると信じて温灸とパックを続けたところ、ほどなく症状は収まりました。
秋に入ると例年のごとく肌が乾燥してきましたが、サロンがこだわりをもって扱う自然化粧品のトラブル肌専用クリームを併用することで乾燥は解消し、さらに驚いたことに黒ずんでしまっていた肌も白くなってきたのです。
冷え症にも効果
高２のとき温泉療法で受けた叔母や祖父母の好意を絶対に無駄にしてはいけないと思いこれまで薬に頼ることを避けてきましたが、こうしてビワ療法と出会って自然の療法で改善が得られることを実感でき本当に嬉しく思います。ちなみに、初めてビワ温灸を受けたとき身体の冷えを指摘されました。
事実、私は冷え症で湯たんぽや電気アンカ、電気毛布を使っていましたし、足が温まるまで布団の中でも靴下を履いたりしていました。
ところがビワ温灸を始めてからは寒さを感じなくなり、それらのものを一切必要としなくなりました。
今後も表面の症状ばかりでなく身体の中からの改善を意識し、ケアしていきたいと思っています。
（ 『ビワと健康』 ２００３年４月１５日号）
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