膠原病にビワの葉療法
大阪府高槻市 辻 和子 さん （６５歳）
ビワの葉療法を始めて二十数年。自分で漬け込んだビワの葉エキスやビワの種を出会う人出会う人に分けてあげ、どれほど喜んでもらえたか知れません。私は、５年前に定年退職を迎えるまで小学校の教師をしていました。膠原病という難病を患い、医師から余命７年と宣告されましたが、以来二十数年を生き長らえています。
ひとえに、ビワの葉療法に出会えたお陰と心から感謝しています。
今は、コーラスや押し花、俳句などを楽しみに日々を過ごしていますが、知らず知らずビワの素晴らしさをお伝えしています。
けっして膠原病は治ったわけではなく、むしろ数値としては高いのです。それでも風邪すらひかず元気に過ごせているのです。
学校の庭には大きなビワの木が２本あり、私がせっせと葉っぱをむしり採り、実は実で種を採って漬け込むものだから木は丸裸になってしまい、私が退職してからやっと繁り始めたというエピソードまで残してしまいました。
胆嚢の腫瘤が消えた
人間ドックで胆のうにポリープが見つかった際も、ビワの葉温灸とともに漬け込んだ種を食べ続けたことがあります。毎日毎日、欠かすことなく１年間続けた時点でポリープは小さくなり、３年経った時には跡形もなく消えていたのです。
ビワに対する絶対的な確信があるものだから、お節介なようですが「調子が悪い」と聞くとすぐにビワの葉エキスやビワの種を分けてあげるのです。
もちろん、どこに行くにも小瓶に詰めて持ち歩いていて、「あれ良かったからまた頂戴」などということはしょっちゅうです。
疲労、糖尿病にも有効
思いつくまま、いくつか症例を挙げてみます。奈良に済む６５歳の友人は改善が顕著でした。
彼女は虚弱体質で、アートフラワーや習字を趣味にしていますが、お稽古が終わって帰宅すると疲れて何もできなくなるそうです。そのことをお嫁さんに指摘され涙を流したこともありました。
その彼女を誘って旅行した時のことです。初めから乗り気でない彼女は１泊だけして自分は翌日帰ると言っていました。
「それでもいいから」と連れ出し、夕食を終えてからビワの種を食べさせてあげました。
彼女の話だと、その夜お小水がたくさん出て、翌日は元気に目覚めたというのです。これには皆びっくり。無論、旅行は続行しました。
以前から、膝にエキスを塗ったり温灸を当てたりしていましたが、彼女には種が合っていたようです。
種を食べ始めて１ヶ月で糖尿の数値も下がったと連絡をいただきました。
最近は疲れにくくなり、お稽古から帰ってきてからでもお嫁さんの手伝いができるそうです。
重い花粉症が改善
糖尿病では、息子の知人がビワの種で体脂肪が減り、体重も減量できて安定しているといいます。かくいう息子もビワの愛好者で、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎が改善した経験を持っています。
また、神戸の知人（女性）は花粉症で困っていました。
「種は硬くて食べられない」というので、粉末があることを教えてあげ、喜ばれました。
花粉症では、京都の友人（６４歳）もひどいものでした。杉花粉のシーズンになると昼間は外出できないほどで、目や鼻がグジュグジュになり、顔全体が腫れ上がっていました。
この友人は５年前からビワの種の粉末を呑むようになり、近頃ではシーズンを迎えてもつらいとは言わなくなりました。
日焼けにはビワエキス
珍しいところでは一昨年夏、教え子が参議院選挙に立候補した時のこと。運動員は炎天下を街宣車で回るものだから、ひどい日焼け状態でした。そこで皆にビワの葉エキスを塗ってあげました。数日できれいな肌に戻りましたが、うっかり塗り忘れた人は悲惨な状況でした。
吉本興業のほうにも、熱心なビワの葉エキスの愛用者がおられます。
それから、７５歳になる近所の植木屋さんは、胃ガンの摘出手術をして以来、体調が芳しくないそうでビワの種の粉末をあげたところ風邪もひかなくなったと喜んで下さいました。
かつて我が家のガレージは、大瓶に漬け込んだビワの葉エキスや種のエキスで溢れ返っていました。
いまでも自宅のビワの木では足らず、八尾市や奈良の友人（どちらもお寺）から葉っぱをもらってせっせと漬けています。
また、病気の人に出会うとビワの葉療法のことも載っている東城百合子先生の著書『薬草の自然療法』を差し上げたりしています。
ビワの葉エキスには良質なリカーを
主人もビワの葉療法の驚異的な力を目の当たりにし、健康維持のために一緒に続けております。一人でも多くの人がビワの葉療法によって病気を克服し、楽しい人生が送れたなら私にとってこのうえない喜びです。
最後に、ビワの葉エキスを自分でつくる場合、ホワイトリカーは良質なものを使うようお勧めします。かなり出来上がりが違います。
（ 『ビワと健康』 ２０００年２月１５日号）
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