ビワ温灸で膝の痛みが改善
山口県周南市 鬼塚吉枝 さん
ビワ温灸との出会いは３０年近く前、運動のやり過ぎで膝や足腰の具合が悪くなったことがきっかけでした。私は若い頃から運動が好きで、いろいろなスポーツをしていました。若い頃にはスキーをしていて膝を外したこともあります。当時も職場でバレーボールをしていたのですが、そのころは外の運動場で運動靴や裸足で下から、ジャンプをして捻挫をすることもあり、そういう積み重ねで膝や足腰に痛みを感じるようになったのです。
当時は仕事や子育てで忙しく、病院に通う暇がありません。レントゲンを撮っても異常はないし、私自身が病院に勤めていましたから、整形外科に行っても注射をして痛み止めの薬と湿布をもらうくらいというのを見ており、これでは難しいなと思っていました。仕事も家庭もあるし、バレーボールもしているから、どうにかして自分で治さなければと思っていたのです。
ちょうどその頃、職場に入ってこられた重岡典子さんからビワ温灸を教えてもらったのです。当時は重岡さんも勉強をされている最中で、私も重岡さんが通っている先生のところにいってビワ温灸を習うようになりました。
ビワ温灸をすると痛みが軽くなり、おかげでその後も支障なく過ごすことができています。１５年くらい前からは太極拳を始め、今は教室も持っています。
長時間歩いたり、運動をすると痛くなったりしますが、そういうときは自分でビワ温灸を当てています。そうすると痛みが軽くなり、翌朝起きられないなどということはありません。
最近では知人の８５歳の女性にビワ温灸をしてあげて、とても感謝されています。
この方は股関節を悪くされ、背中も猫背で、いろいろ体調不良の多い方です。
月に１回は病院に行って、ヒアルロン酸を入れているようですが、翌日ぐらいまでしか効果がないとおっしゃっています。薬ももらっているようですが、ご本人がもともと薬剤師で、もらった薬も自分で分析して、これは飲まないとか自分で決めているようです。あっちの整体、こっちの整体と探しては行かれますけど、満足できる所はなかなかないようです。
それで、月に１回か２階、お互いの時間が合うときにお伺いして、ビワ温灸とマッサージをしているのですが、「自分にはこれが一番合う。いろいろ整体や病院に行っているけれど、ビワ温灸をすると体が軽くなる」とおっしゃいます。
施術は、まず腰から背中へと一通り当てていきます。それから「どこか痛いところはありますか？」と聞いて、痛いところを重点的に当てたり、マッサージしたりします。痛いというところを中心に周りから、例えば膝が痛いというと膝の裏から足首をずっとやって、最後に膝に行くようにします。結構時間がかかるのですが、いろいろおしゃべりしながらやっています。
そして、施術が終わると「体が軽くなった」とおっしゃって、施術前は両手を手すりで支えて降りてきた階段が、楽に昇ることができると喜んでおられます。
（ 『ビワと健康』 ２０１９年１０月１５日号）
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